古代ギリシャ マケドニア王国 紀元前336-323年 アレクサンダー3世 ダイスターテル金貨 NGC Choice AU 4/5 – 5/5, Fine Style オークション


古代ギリシャ マケドニア王国 紀元前336-323年 アレクサンダー3世 ダイスターテル金貨 NGC Choice AU 4/5 – 5/5, Fine Style オークション
オークション日:2022年1月10日
開始価格:12,000ドル
予想価格:40,000-60,000ドル

紀元前311-300年頃、セレウコス1世ニケーターの時代にバビロンで発行された作品となります。
ダイスターテルはスターテルの2倍の重さの金貨で、ギリシャで最大の金貨になります。 表面:アテナの右向き頭部、髪はきついカールを左肩にかけてゆるく流し、こめかみで撫で上げています。
ネックレスをつけ、三つ紋のコリント式ヘルメットをかぶっています。
裏面:刻印は「AΛEΞANΔPOY」。こちらに向かって立つのは勝利の女神であるニケ。 頭は左を向き、伸ばした右手に花輪、左腕に笏を抱いています。
ファイン・スタイルの大胆な高浮彫りで、表面は艶やかで下地の光沢も未だ健在です。
紀元前336年、マケドニア王国は500タラント(1タラントは銀6000ドラクマで、ギリシャ時代には「王の身代金」と呼ばれた)の借金を抱えていたと言われています。
アレクサンドロスの征服は、スーザだけでも銀5万タラント、金4万タラントを押収し、莫大な戦利品をもたらしました。
この膨大な量の金塊によって、ダイスターテル金貨(スターテル2枚、テトラドラクマ10枚分)のような、これまで見たこともないようなコインが生み出されました。
これは戦時中のマケドニア兵の20日分の賃金に相当します。
ダイスターテルは、アレクサンドロスの多くの老兵の報酬として使われたと考えられています。
その大きさや重さ、価値にもかかわらず、ダイスターテル金貨は大量に流通していました。
現在確認されているほとんどのコインには、かなりの摩耗と接触痕が見られています。

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