オーストリア19世紀テンペストメダル30ダカット 入荷しました。

 

下の写真は1738年のオリジナルと言われるもの

馬にまたがる聖ジョージがドラゴンを退治しているとても有名な図柄と

嵐の中を船で渡り切ろうとしているキリストと従者の図柄

共にキリスト教のモチーフを的確に表しています。

このデザインのメダルはスロバキアのクレムニツァで中世以降、金の産出に伴って作られ

船乗りのお守りやペンダントとして需要が高かったものと思われます。

ジェレミアス ロス(ロト)シニアがこのデザインを考え出したと言われていますが

この30ダカットは1738年にオリジナルが作られているようです。

ただその1738年のものはこの写真の個体と全く同じで、違いを見つけることができません。

18世紀の鋳造技術ではこの繊細さは出せないと思いますので、おそらく同一ものでしょう。

このゴールドメダル、重さ103,84g 直径60,1mm

持つとずっしりしていて幸せに包まれる気分になります。