神聖ローマ帝国1690年頃10ダカットテンペストメダル
裸ですが素晴らしい状態の10ダカットテンペストメダルがオークションに出ています。
このメダルの元祖と言うべきロスの描いたテンペストです。
レオポルト1世(1657~1705)の頃のものでオリジナルのものと考えられます。
ジョージ スレイング ザ ドラゴンという聖ジョージがドラゴンを退治する場面と、キリストが嵐という迫害や弾圧に耐えているところを嵐の後悔という切り口で描いた、両方ともキリスト教のイコンともいうべき題材で満たされています。
10ダカットのAU58あたりは入手可能ですが価格も300万円に近いものです。
こちらの個体は鑑定がないのですがスタート8,000ユーロからなのでそれ以上に高くなりすぎることはないかと思います。
ただ、裸なのでわかりませんけれどね。
10ダカット、直径47mmの大型メダルです。
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