スペイン1712年8エスクード金貨NGCMS63

こちらは、18世紀(1701-1714年)の初めにスペイン王位の継承者を巡ってヨーロッパ諸国間で行われたスペイン継承戦争中に鋳造された金貨です。

 

スペイン継承戦争は、簡単に言うと誰がスペイン国王になるかでヨーロッパ中で揉めた戦争です。

その渦中の人物として登場するのが、フェリペ5世。

フェリペ5世は、スペイン・ボルボン朝最初の国王で、フランス国王ルイ14世とスペイン・ハプスブルク家出身の王妃マリー・テレーズの長男ルイの次男。

フェリペ5世はスペインの王、しかし生まれは華麗なるパリのベルサイユ宮殿というわけです。

祖父はルイ14世、かの有名なフランス国王。

フェリペ5世をスペイン国王にと送り出した張本人です。

この時、祖父のルイ14世は「よきスペイン人であれ、されどフランス人であることを忘れるな」と言ったそうです。

しかし、案の定フランス以外の各国がルイ14世の孫フェリペ5世がスペイン国王に即位したことに反対し、スペイン継承戦争が勃発したという訳です。

戦争は14年続き、両ブルボン家が合同しないことによりフェリペ5世の継承は認められました。

しかし、スペインは多数の領土喪失と多額の戦費支出により国力は低下、新大陸に膨大な金・銀鉱山を有するものの貧国になっていったと言われています。

こちらのコインは、そのような紆余曲折を経て即位したフェリペ5世の時代に発行された8エスクード金貨です。

 

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