1680年レオポルト1世の治世にて発行された、ニュルンベルク都市景観ターラー銀貨のご紹介です。

表面：ニュルンベルクの都市景観。ニュルンベルクの都市の天上に輝くヤハウェ。

裏面：リボンと月桂樹と椰子の枝で飾られた3つの紋章が描かれています。

空にはヘブライ語で「神」という言葉に当てはまるヤハウェ（エホバ）。

美しい都市景観の上空からシンボルが光を発し、繁栄する都市に祝福を与えている、大変印象的な構図となっています。

eye of god(神の目)とも呼ばれています。

年号もローマ数字(MDCLXXX/1680年)で描かれており、1600年代のニュルンベルク都市景観ターラーを代表する1枚です。

直径約40mm。

レオポルト1世はフェルディナント3世に継いで神聖ローマ皇帝となり、優れた作曲家でもあったためバロック大帝とも呼ばれました。

レオポルト1世の在位は約50年と長期に渡ったため、多くのバリエーションが存在します。

ニュルンベルクの都市景観コインは17世紀(1600年代)中旬頃から造られるようになり18世紀のものと都市景観図が大きく異なります。また、年号はクロノグラムまたはローマ数字を様いる事が多く、都市景観図の下部に描かれる事が一般的でした。

ニュルンベルクでは4ペニヒ貨(クロイツァー貨)から都市景観が描かれています。

ターラー(ターレル)銀貨にはもちろん描かれ様々な角度からの都市景観が描写されました。

NGCによりMS62の評価を得ています。

118万円でのお取り寄せでございます。

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