プトレマイオス朝エジプト 紀元前277〜270/268年 アルシノエ2世 オクタドラクマ金貨 NGC MS★ 5/5 – 4/5 Fine Style オークション


プトレマイオス朝エジプト 紀元前277〜270/268年 アルシノエ2世 オクタドラクマ金貨 NGC MS★ 5/5 – 4/5 Fine Style オークション
オークション日:2022年1月10日
開始価格:31,000ドル
予想価格:40,000~60,000ドル

紀元前193/2年以降、プトレマイオスVI-VIII世治下のアレクサンドリアの死後発行されたコインです。
表面:神格化されたアルシノエ2世のベールをかぶった右向き頭部。戴冠式のステファンとアモンの角をつけ、左肩に蓮を載せた笏を乗せています。
裏面:「APΣINOHΣ-ΦIΛAΔEΛΦOY」と刻印。二重のコルヌコピアをフィレットで縛り、ザクロなどの果物を入れ、それぞれの角の縁からブドウの房をぶら下げています。 高浮彫りで打刻は完璧です。見事なスタイルで、あまり見ない型から打たれています。
バートン・ベリー コレクション、No.1493。 プトレマイオス6世から8世の時代に発行された後期の「K」が入ったムナイオンは、 両兄弟の妹で、後に妻となるクレオパトラ2世の肖像を模倣しているのではないかと推測されています。
もしそうなら、頭の後ろのKはクレオパトラを意味することになります。 (プトレマイオス2世から3世のオリジナルの発行では、Kは裏面の型を指定するために使われるいくつかの文字のうちの一つでした)
確かに、これら後期の金貨に描かれた肖像は、アルシノエ2世の生前に近い時期に鋳造された金貨に描かれた顔とは似ても似つかぬものです。
これらの金貨に同時代の人物の肖像が描かれているかどうかは別として、プトレマイオス朝後期の支配者のうち、 最後のクレオパトラ7世を含めて、最強の人物が必ず女性であったことは歴史的な事実としてコインから読み取れます。

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