大司教ロドロン伯パリス（Paris Graf von Lodron）によって、ザルツブルグ大聖堂の奉献時に発行された記念金貨のご紹介です。

表面：中央に大聖堂、両側に聖人のルパートとウェルギリウスが描かれています。

天に聳え立つ2人の聖人によって大聖堂は運ばれています。

刻印【ECCLES:METROP・SALISB:DEDICATVR・25・SEPT：APARIDE ARCHI•E】

裏面：8名の司教によって運ばれた聖職者の遺物、下には香炉を持つ2名の天使、すべて内輪の内部にある、天使の遺物。

刻印【SS RVPERTVS：ET•VIRGILIVS•PATRONI•TRANSFERVNTVR•24•SEPT：】

ザルツブルグ大聖堂は、774年に聖ヴィルギルによって創設されたヨーロッパ有数の美しさを誇る教会です。

長い激動の歴史を持つことで知られ8回にも及ぶ大火事での焼失の後、1628年に建築家サンティノ・ソラーリ氏が手がけたバロック様式に改築されました。

現在もその姿は残っており、素晴らしい功績を見ることができます。

音楽家モーツァルトの洗礼も行われた大聖堂であり、彼の音楽史に大きな影響を受けた事は間違いでしょう。

発行枚数は不明と言われており、オークションにもなかなか出てこない1枚。

PCGSにおいても鑑定枚数はこちらの1枚のみ。

MS61の評価を得ており、世界遺産にも登録されているザルツブルグ大聖堂の美しいデザインをご堪能いただけます。

488万円でのお取り寄せでございます。

売約済。ありがとうございました。