イギリス1703年 アン女王 クラウン銀貨 VIGO MS61 オークション


イギリス1703年 アン女王 クラウン銀貨 MS61 オークション
オークション日:2022年1月12日
開始価格:3,250ドル

アン女王(在位:1702〜1714年)のクラウン銀貨です。
表面:ドレープのかかった左向き胸像。ラテン語の刻印「ANNA. DEI. GRATIA.」と歯車が周囲を縁取っています。  
下部には「VIGO.」と刻印。 裏面: 王冠をかぶった紋章が十字架型に配置されています。
中央にはガータースターが描かれています。  
王冠上部の両側に1703年、刻印は略式のラテン語「MAG BRI. FR ET. HIB REG.」。
表と同じく歯車の縁取り。 縁:「+ DECVS. ET. TVTAMEN. ANNO. REGNI. TERTIO」と刻印 縁にわずかな傷がありますが、魅力的な色調です。
このような保存状態の良いものは珍しく、推定価格7,000 ドルを超えると思われます。
ヴィゴのクラウンがMSレベルにグレーディングされているのは非常に珍しく、 2021年9月時点、NGCとPCGSの両鑑定機関を合わせ、69件の鑑定記録しかありません。
そのうち本コインよりも高い鑑定がされているのは5件のみでございます。
ヴィゴの財宝を獲得した背景には、他の時代、コインにマークを付けていた他の会社とは異なる物語が語られています。
1702年10月23日に起きたヴィゴ湾の戦いで、銀を中心にわずかな金を含む財宝が捕獲され、イギリス南海岸のサウサンプトンに運ばれました。
そこから多くの宝物がロンドンに運ばれ、造幣局長のアイザック・ニュートン氏が監督し、ロンドン塔にある王立造幣局でコインに変えられました。
銀貨は数千ポンドありましたが、金貨はわずか7ポンド8オンスのみでした。
記載されているラテン語によると、表面は「神の恩寵によるアン」、裏面には「グレートブリテン、フランス、アイルランドの女王」と略記。
さらに縁の部分には「治世の3年目を記念し、装飾と安全のために」を意味しています。

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