英国 1937年 エドワード8世 5ポンド試作金貨 PF67 ULTRA CAMEO NGC


英国 1937年 エドワード8世 5ポンド試作金貨 PF67 ULTRA CAMEO NGC
オークション日:2021年10月20日-21日
開始価格:1,750,000ユーロ

エドワード8世(1936年1月20日~12月11日)の5ポンド試作金貨のご紹介です。(紹介だけいたします。)
表面:「EDWARDVS VIII D: G: BR: OMN: REX F: D: IND: IMP. 」冠なし左向きの肖像。
「HP」の刻印あり。
裏面:聖ジョージの竜退治、下部に年号と「B.P.」の刻印 エドワード8世のコインは、従来は右からの横顔が描かれてきましたが、 このコインに描かれている肖像が、左からの横顔であったことで議論を呼びました。
エッジはギザ縁になっており、表はT・ハンフリー・パジェット、裏はベネデット・ピストルッチのデザインです。
パラマウント・コレクションの中でも、イギリスの貨幣の中でも、間違いなく最も優れたコインです。
無傷で完璧なコインであり、フィールドは鏡のように反射しています。
レリーフは鮮明で完全なマットで、並外れた強度の壮大なカメオ効果(ウルトラカメオ)を与えています。
完全未使用。
ジョージ5世の息子であるエドワード8世は、第一次世界大戦にイギリス軍として従軍しました。
1936年1月20日、エドワード8世として国王に就任しますが、王室の儀礼を拒否、慣習を無視するなど、 その自由奔放ぶりはすぐにあらわになりました。
社交界のアメリカ人 ウォリス・シンプソンに求婚、彼女がまさに2度目の離婚をしようとする時でした。
このことはイギリス議会で大問題となり、王が最高位であるはずのイギリス国教会との対立を招きました。
退位することを選んだ王は、同年12月11日10カ月半の在位を終えます。
1937年6月フランスにてウォリス・シンプソンと結婚、ウィンザー公爵として生涯を終えるまでフランスで過ごすこととなります。
王位は弟のアルバートがジョージ6世として継承しました。
そのためエドワード8世のコインは非常に希少なのです。
1936年に用意された200個ほどの金型は、退位後に破棄され、 1ポンド(ソブリン)、2ポンド、5ポンドは数パターンしか残っていません。 ロイヤルミントのコインの他に、5ポンドのコインは2枚しか知られていません。
1枚はタイラント・コレクションにあり、もう1枚うが今回ご紹介のコインです。
エドワード8世本人ですら、自身の肖像や名前が刻印された一連の試作貨を持っていなかったと言われています。
この希少さ、また美しさから、オークションでは類をみない金額がつくことが予想されます。

これにつきましては金額が大きすぎるので紹介だけさせていただきます。