フランス1752年ルイ15世2ルイドール金貨NGC AU58 最高鑑定

 

表面:ルイ15世の左頭像。

肖像の下のFOXマークが特徴です。

刻印【LUD XV D G FR ET NAV REX】

裏面:3本の槍、王冠、盾のモチーフ。

刻印【CHRS REGN VINC IMPE 1752】

ミントマークはL(バイヨンヌ)でとても珍しく、1952年2ルイドールのLミントはこちらの1枚しか鑑定されていません。

A(パリ)やBB(ストラスブール)は馴染みがあるかと思いますが、Lミントはなかなか出てこないミントマークの1つではないでしょうか。

 

 

ルイ14世の死後、曾孫(ひまご)であるルイ15世が5歳で即位しました。

まさに玉の肌、容姿端麗で、歴代のフランス王で一番と讃えられる程であったそうです。

ルイ14世の治世末期から国家財政が苦しかったのですが、ルイ15世の政策はさらに拍車をかけてしまいました。

フランス革命の原因の一つと言われています。

絶対王政を確固たるものとし、ベルサイユ宮殿を造り「太陽王」と称えられたルイ14世。

フランス革命によりその終わりの象徴としてギロチン台に立ったルイ16世。

16世紀末~18世紀末にかけてフランスを統治したブルボン朝の有名な王たちに挟まれていまいち印象が薄いと言わざるを得ないルイ15世ですが、前述のとおりかなりの美形だったと知られており、現在でも肖像画などからその美しさが伝わってきます。

また当時としては珍しく公然と愛人を寵姫として宮廷に囲うようになります。

数々の寵姫の中で最も有名なのが「ポンパドール夫人」です。

彼女は美貌だけでなく、機知や教養にも優れており1745年に公妾の座に着くと、政治に興味のないルイ15世に変わって権勢を振るうようになり、国政にも強い影響力を発揮。

ヴォルテーユやモンテスキューなど知識人の活動を保護したりと文化の発展・洗練にも大きく貢献しました。

 

2ルイドールは発行枚数が少なく、どんどん市場から姿を消しており、2014年以降、2〜3倍の価格推移をしています。

これからさらに価格上昇が期待できるコインの1つです。

78万円でのお取り寄せでございます。

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