ヘリテージオークション「World’s Fair of Money」でオークション総額6800万ドルを超える②


ワールドコイン
1839年のヴィクトリア女王ゴールドプルーフ「ウナとライオン」5ポンド(PR66ウルトラカメオNGC)が144万ドルで落札されました。
これはこのタイプでは史上最高額であり、英国コインのオークションでは史上2番目に高い額です。
人気と希少性を誇るウィリアム・ワイオンの「ウナとライオン」5ポンドは、 ヴィクトリア女王が遅れて行った1839年のプルーフセットに入れるために特別にデザインされたものです。
当初は約400枚しか鋳造されませんでしたが、需要が急増したため、 王立造幣局は1886年までの約50年間、注文に応じて製造することになりました。
古代コインでは、マルクス・ユニウス・ブルータス、シーザーアサシン、 インペラートル(紀元前44~42年)NGC XF 4/5 – 3/5が31万2千ドルの落札を引き出しました。
世界のコレクションの中でも、この「エイド・マー・デナリウス/EID MAR denarius」は、 最も歴史的に重要な古代コインと広く考えられています。
特定の日付に言及した唯一のローマのコインであり、殺人という行為を公然と祝福した唯一のローマのコインでもあります。
最終的には、今回の2021年のオークションでの、ローマ銀貨の中で最高額での落札となりました。
同じく古代コインでは、マルクス・ユニウス・ブルータス、シーザーアサシン、インペラートル、ペダニウス・コスタ (紀元前44~42年)NGC Choice Fine 5/5 – 4/5は、十数件の入札で価格が上昇しました。
こちらも31万2千ドルで決着がつきました。
これは1715年のメキシコのフェリペ5世のゴールド「ロイヤル」8エスクード (MS62 NGC)で実現したのと同じ結果となりました。
非常に希少な1643年のチャールズ1世のゴールドトリプルユナイト(MS61 NGC)は26万4千ドルで終わりました。
この注目すべきコインの大変素晴らしい逸品であり、イングランド最大の金貨の発行であり、 また南北戦争シリーズの中でも最も象徴的なものの一つであります。
最後に、マルク・アントニー、オクタヴィア、三位一体とインペラートル(紀元前44~30年) (NGCチョイスVF 4/5 – 3/5)は21万6千ドルに達したことをご紹介いたします。