イギリス1887年ヴィクトリア5ポンド金貨PF62CAM オークション結果


昨日、6月29日にドイツのオークションがあり、他に入札依頼もいただいていたのでウオッチしていました。
ヴィクトリアのプルーフが3枚出品されていて、単品で出されていたこのヴィクトリアジュビリーPF62CAMを少しだけ狙っていました。
これは1887年の5ポンドで、これとは別の1893年5ポンドPF62CAMは個人的に所蔵しています。
サイトにも載せていない理由は、一旦販売してしまうと二度とその価格では入手できない、というのがいやというほどわかっているからに他なりません。

さて、今回は28000ユーロほどであれば落札するつもりでしたが、ハンマーは32000ユーロ。
手数料20%、為替、輸入消費税を入れれば日本ネット価格は580万円になってしまいます。
私が応札していればそれより上、600万円以上だったでしょう。
これにより販売価格はそれ以上(販売店の利益)になってしまいますので、市場価格は600万円を切ることはありません。
この結果は全世界の人が興味深く見ていましたので、今後はこの価格が市場価格となってまいります。
私が入手した時は450万円ほどで販売しようと思っていたくらいですので、いかに良いコインを持って時の過ぎるのを待つか、という誠に単純な一点に尽きると思います。
3〜4年前に私からお求めいただいたお客様のコインのほとんどが、今では全くその価格では入手できません。
買い戻させてください、と言っても相手にされないことでしょう。
雪だるまに例えればゴロンとひと転びすれば、大きければ大きいほど雪のくっつく量が多くなり大きさも格段に大きくなります。
これと同じで希少で人気があり状態の良いものを手に入れるだけで、それは実現できますし、実感できます。
タイムマシンで数年前に行ってコインを買って帰りたい、以前良くブログに書いていましたが、それを今でもよく思いますし、買っておけば良かったと後悔もいたします。
ただ、そうは思うけどその時は買えなかった、予算がなかったり、そこまで思っていなかったりです。

徒然なるままに今日の気持ちを書いてみました。