フランス 1640年 ルイ13世 10ルイドール金貨 MS61 NGC オークション


フランス 1640年 ルイ13世 10ルイドール金貨 MS61 NGC オークション
オークション日:2021年3月25日〜27日
開始価格:51,000ドル (予想価格:100,000〜150,000ドル)

印象的なコインで、17世紀半ばのフランスの豪奢さを如実に物語っています。
ルイドールは貨幣改革により1640年から新しく発行された金貨です。
その中でも10ルイドールは、ルイ13世の時代にしか発行されておりません。
フランス王国で発行されたうちの、最大の金額であるこのコインは、一般的な流通を目的としたものではなく、王室のギャンブル用として使用されたものです。
このシリーズでは、リストライクの問題が長い間論争の対象となってきました。
2018年1月に再販したローレンス・アダムスの標本に関する議論によると、これは金の純度の違いに関係しているのではないかと思われます。
その特定の例に関して、シルビア・ハーターは、2世紀後のナポレオン3世の時代に製造されたのではないかと示唆しています。
スタンダード・カタログ・オブ・ワールド・コインでは、このようなリストライクは1950年頃に製造されたと記されていますが、1850年頃の間違いではないかと思われtます。
このコインには、フリードバーグやガドゥリーのプレートコインに見られるような、王の肩から頬に向かって伸びる診断用のダイクラック(型の亀裂)が見られます。
また、そのダイの錆も見られないことから、この作品にはオリジナルの金型が使用されたと考えられます。
そのため、上記でお伝えしたような、2~3世紀後に再発行された可能性は極めて低いことが確認されました。 パリ鋳造所、67.11g。

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