表面：ジョージ3世の右胸像。

刻印【GEORGIVS III – DEI GRATIA】

コイン下部に【I.M.D.】【T.W.F.】とサインが彫られています。

裏面：十字架状に配置された4つの王冠を冠した盾の間には、その間の角度にエンブレムが散りばめられています。

中央には龍を倒す小さな聖ジョージが描かれており、その周りをガーターで囲んで【HONI SOIT QUI MAL Y PENSE】と書かれています。

ミルズフェシットは、「10時と12時」の間のバラの近くにスクリプトで書かれています。

エッジはプレーンです。

重量27.73gm、直径約３８mm。

発行枚数は不明。

イギリスは正式名であるグレートブリテン及びアイルランド連合王国という名が示すように、ブリテン島にあるイングランド、ウェールズ、スコットランドとアイルランド島の北部からなる連合国家ですが、この形態になって最初の王位に就いたのが今回ご紹介コインに彫られているジョージ3世です。

その治世は1760年から1820年までの60年にもわたっており、歴代の国王（男性）の中で最長在位を誇ります。

先日はジョージ3世没後200年を記念して発行された5ポンドもご紹介させていただきました。

https://www.premiumgoldcoin.com/c-item-detail?ic=A000000820

モダンコインとして登場するほど英国民からは人気の高い国王だったことがわかります。

抜群の人気を誇る19世紀英国大型クラウン銀貨。

ESCでS指定のプルーフジョージ3世クラウンプルーフ試鋳見本銀貨でございます。

裏面の王家シールドも流麗で、中央では竜退治もしています。

とても繊細なデザインに溜息が出そうです。

PCGSによると全体での鑑定は21枚のみ。

その中でPR63の鑑定がつけられており、トップ2グレードとなります。

上にはPR64が3枚存在するのみです。

138万円でのお取り寄せでございます。

売約済。ありがとうございました。