売約済 フランス1862年ナポレオン3世100フランNGC MS63

 

ナポレオンといえば、ナポレオン戦争を思い浮かべると思いますが、
ナポレオン戦争を引き起こしたのは、ナポレオン1世で、その甥にあたるのが、このナポレオン3世になります。

ナポレオン3世は1852年に国王として即位するまで亡命、投獄、脱獄、放蕩など波乱万丈な人生を送っていたことが知られています。

在位は1852~1870年で、100フラン金貨は1855~1870年の間に発行されました。
このナポレオン3世100フラン金貨は、なんといってもナポレオン3世の肖像の美しさです。

また、魅力の一つとして発行枚数の少なさというのもあります。

例外はありますが、各年数千枚の発行しかされていません。

世にも有名なナポレオン3世金貨、この中でも圧倒的な人気のある有冠、大きさは100フラン金貨になります。

有冠タイプは無冠タイプのものより希少です。

 

また、1855年と1867年にはパリで万国博覧会を開催し、英国のヴィクトリア女王一家を招待する等、フランス帝国の国威を内外に示すとともに、王室外交を通じた英仏関係の深化に努めました。

このとき、パリを訪れた英国皇太子エドワード(後のエドワード7世)はナポレオン3世に対し、「フランスは素晴らしい国ですね。私が、あなたの息子ならよかったのに」とまで言わせるほどにフランスを気に入り、その後毎年フランスでバカンスを過ごすようになったようです。

 

重量約32.26g、直径約35mm
発行は1862年、発行枚数は6,650枚です。

ミントマークのAはパリで鋳造されたことを表しています。

ナポレオン3世の下に刻まれている【BARRE】はデザイナーであるJacques Barre氏の名前を表しています。

コインの裏は、冠を携えたナポレオン帝室の鷲の国章、フランス帝国の銘文と100フラン金貨の名称、発行年を表す【1862】が囲んでいます。
その後ろで十字に交差しているのは【正義の手】と、【シャルルマーニュ大帝の王笏】です。

NGCによりMS63の鑑定を受けており、状態もかなり良い貴重な1枚です。

108万円でのお取り寄せでございます。

 

売約済。ありがとうございました。