モンテネグロ1910年100ペリペラ金貨NGC MS62 

 
ニコラ1世はモンテネグロ公(1860—1910)で、後に憲法改正によりモンテネグロ国王(1910-1918)となりました。
この在位50周年の際に複数の貨幣を発行しました。こちらはその内の貴重な1枚です。
また彼は詩人でもありモンテネグロの国民歌「Onamo,’namo」を書いたことでも知られています。
パリに学び叔父ダニーロ1世の跡を継いで公位につき,法制,教育などの近代化に独裁的手腕をふるいました。
1862年ボスニアの対オスマン帝国反乱を援助して失敗しますが,1876-78年再度の対オスマン帝国戦争において勝利。
しかしベルリン会議 (1878) では併合領土の放棄を強いられ,独立を認められるにとどまりました。
3男9女に恵まれ、王女たちはイタリア、ロシア、ドイツ、セルビアの王家に嫁いだため、「ヨーロッパの義父」とも呼ばれています。
905年憲法をしいて議会を招集し,1910年王位を宣して南スラブ統一を目指しましたが,第一次世界大戦で
1916-18年オーストリア軍に国土を占領され、またセルビアとの統合を欲した反オーストリア運動の指導者により戦後追放されてしまいました。
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