ドイツ 1677年10ダカット バンクポルトガレーザーNGC MS61PL

 
中世のヨーロッパでは共通の通貨がなかったために、支払い時の両替はとても面倒で難儀をしていました。
アムステルダム、ハンブルク、ニュルンベルク、ヴェネツィアはこの煩雑さを解消し貿易の利便さを増すために、こういったバンクポルトガレーザーを発行し、決済に容易に使えることを狙いました。
この10ダカットはデザインも誠に美しいもので、ハンブルクの港の前に右腕にコーヌコピアを持つ女神、床に箱や樽、商品類が置いてあります。
裏面はエホバの太陽神が光り輝く下の、知恵、団結、警戒の3つの言葉を擬人化した女神が立っています。
直径48.4mm 重さ34.92gあり、NGC MS61PLの素晴らしいグレードが付いています。
お客様の委託でお預かりしています。
1,480万円でございます。