サルバトーレメダルのデザインの変遷



イエスキリストの横顔を描いたサルバトーレメダルですが、上が新しいもの、下が古いものです。
新しい方は1843年頃、オーストリアフランツヨーゼフの時代にコンラッド ランゲがデザインしています。
イエスの顔は誰も実際に見たことはなくて想像で書かれ続けてきましたが、ダヴィンチの最後の晩餐で描かれている顔が、かなりスタンダードではないかと思います。
それに割合にているのがこのランゲのデザインのようです。
下のものは1640年頃でしょうか、同じオーストリア ハプスブルク家のフェルディナント3世の頃ハウプティプス2世という人がデザインしています。
こちらはイエスがやや年老いていて、厳しそうな顔をしています。
ダヴィンチはそれより150年ほど前に生きた人ですが、イタリアの最後の晩餐のイエスをオーストリアのハウプティプス2世が見たこはなかったのではないでしょうか?
最後の晩餐のイエスの顔も実はダヴィンチの若い自分の顔を書いたものという説もあるようです。
残された自画像と比べると、よく似ていたのではないかとも思いますね。