オーストリア ハンガリー1885年射撃祭4ダカットメダル


フランツ ヨーゼフ1世のアーマード ドレープを着用した顎髭のある精悍な右向きの肖像が描かれています。
裏面はハプスブルク家の王冠をいただいた双頭の鷲が剣と十字のリンゴを持ったものが描かれています。
この4ダカットメダルは1885年にインスブルックで行われたシューティング フェスティバル、射撃祭の際に発行されています。
インスブルックはオーストリア チロルの州都で、この地は資源に恵まれ神聖ローマ帝国のマクシミリアン1世が着用した甲冑(フリューティッド アーマー)が作られたところでもあります。
その様子はマクシミリアンの有名な金貨にも描かれています。
それらを生産する武器工場がこのインスブルックにはありました。
弓矢などの旧式武器から鉄砲などの新しい武器に対応し、その訓練のために盛んに射撃祭が催されています。
その射撃祭の4ダカット ゴールドメダル
時折オークションに出てきますが、10,000ユーロ以上の落札が目立つようです。
この個体はfast stglという見積もりがあり、MS61強でしょうか。