ドイツ ハンブルク1665年 10ダカット バンクポルトガレーザー (MS63)


ハンブルクはローマの大司教の統制から離れて、神聖ローマ帝国の中でも
自由な権限を与えられた都市、自由都市の一つで通貨の発行もできました。
ハンブルクの金貨、バンクポルトガレーザーなどが数百年経った現在も
たくさん見ることができるのは、自由に発行できたからこそでもあります。
こちらのバンクポルトガレーザーは10ダカット、直径約50mm
ハンブルクの港にエホバの神の光の放射が注いでいます。
港はたくさんの船が行き交い、ハンブルクが貿易の港であったことを示しています。
片面は同じ銀行都市、ヴェネツィア、アムステルダム、ニュルンベルクの紋章が
ハンブルクの紋章とともに描かれています。
為替のレートなどがなかった時代の共通のダカットという認識で使用されていました。
追記で(MS63 NGC photo certifucate)というのがあり、NGCが写真だけで
鑑定を出したのかもしれません。
素晴らしい10ダカットで1月末のオークションに出ています。