コレクションにしようと思ってアン戴冠メダルに入札していました。
予算は400万円ほどでした。
昨晩5月8日開札され結果は24000スイスフランというもので、日本円では538万円でした。
7〜8年前にこれのMS62を持っていたことがあり、それをお譲りして以来久しぶりのメダルでしたが、取れませんでしたね〜。
その時はメダルが今ほどポピュラーではなく、コインの脇役のような扱いで、入手した価格も200万円強だったと思います。
それをお譲りして以来でした。
1702年の5ギニーのMS61は目の玉が飛び出すようなプライスになってしまいましたので、なかなか難しいのですが、同じアンの横顔のこの戴冠メダルは今回538万円、といっても、5ギニーの4.5分の1ほどです。
もっとも精悍な顔つきのアンが描かれています。
裏面のデザインも秀逸で2つの頭、4本の手、蛇の足を持つ怪物をやっつけている女神の姿が描かれています。
アンはプロテスタントでしたのでこの怪物はカトリックなのか、当時敵対していたフランス、スペインなのか、と想像も膨らむ情景が描かれています。
そういうところもコインと違ってメダルの特徴なのでしょう。
アンの人生は映画、女王陛下のお気に入り、で詳しく見ることができます。