オーストリア ザルツブルク1594年8ダカット金貨 NGC MS62
表面:波、風、雹の嵐の中にそびえ立つ塔が描かれています。
刻印【IN DOMINO SPERANS NON INFIRMABOR】
裏面:聖ルドベルトゥスと聖ヴィルギリウスが、ザルツブルクの武器と大司教が描かれた楕円形の盾を支えています。
刻印【WOLF TEODORIC ARCHIEPS SALSB SED AP LEG】
重量27.81g。
「戦争の嵐/Storm of War」から街を守るために考えられたデザインで、ザルツブルクを守る軍隊への支払いに使用されていたそうです。
ザルツブルクは、大司教領としてローマ法王に近い権限を持つところでした。
そのため、ザルツブルクの大司教は通貨の発行権限を持ち、それぞれが就任の際にコインを発行しています。
こちらは1587年〜1612年まで大司教を務めたヴォルフ ディートリヒ・フォン・ライテナウ大司教が発行した8ダカット金貨です。
いわゆる「タワーコイン/à la tour」とも呼ばれ、ザルツブルグのコインとして知られています。
NGCによる総鑑定数は2枚のみしかなく、MS62の評価を得ています。
3100万円でのお取り寄せでございます。