イギリス1902年エドワード7世5ポンド金貨 PCGS PR63MATTE

 

エドワードは1842年に洗礼を受けた後、父アルバートとヴィクトリア女王の父エドワードの名前から「アルバート・エドワード」と名付けられました。

愛称は「バーティー」。

 

特に語学力に優れていて、ドイツ語やフランス語を話すことができ、1852年の初外遊でフランスを訪れた際、当時のフランス皇帝ナポレオン3世に大変可愛がってもらい、同行した馬車の中で「あなたの子供に生まれたかった」と呟いたというエピソードは有名です。

 

母、ヴィクトリア女王の在位が長かったため長い長い皇太子の時期を経て59歳で即位。

1901年~1910年まで在位。

在位期間が短かったため、エドワード7世のコインは種類も数も少なく、大変希少です。

 

またイギリスと関係が緊張していたロシアとの状況を改善、外交では敵対視していたギリシャ、トルコ、エジプトの3国を、お得意の流暢な語学を活かして仲を取り持つなどピースメーカーとしても活躍します。

人付き合いを重視し他国との友好を高めるパワーを持つバーディー。

ヴィクトリア女王の没後、国王に即位した後もバーディー時代に培った人脈を生かし、英露協商、英仏協商、露仏協商、日英同盟と合わせて英仏日露の4カ国関係の安定力を注ぎました。

 

また、65種類の勲章を受けており、この数はエリザベス2世に次ぐ多さだと言われています。

 

エドワード7世5ポンドは、1902年単年度発行のみで、ミントステイトと呼ばれる通常発行金貨が発行35.000枚のうち27.000枚が溶解されて残り8.000枚程度。

さらに、マットプルーフ(艶消し)金貨も8.000枚発行でいずれも少なく、市場でも出回ることが少ない為なかなか出会うことができません。

 

状態評価が非常にシビアになっており、なかなか良い数字が付きにくいコイン。

PCGSによりPR63という高鑑定を付けられています。

188万円でのお取り寄せでございます。

 

https://www.premiumgoldcoin.com/c-item-detail?ic=A000001996