英国 1853年ヴィクトリア女王 ゴシッククラウン銀貨 PF61 NGC オークション


英国 1853年ヴィクトリア女王 ゴシッククラウン銀貨 PF61 NGC オークション
オークション日:2023年9月26日
開始価格:25,000英ポンド
ハノーバー朝、ヴィクトリア女王(在位1837年-1901年)ゴシッククラウンのプルーフです。
より希少な1853年製です。
表面:王冠をかぶった左向きの若い頃の胸像。ゴシック調のデザインで描かれています。
周囲の文字は「Victoria dei gratia britannar – reg : f : d」とゴシック体文字で刻印されています。 裏面:「tueatur unita deus anno mdcccxlvii」とこちらもゴシック体。
デザインは、中央のガーター勲章(イングランドの最高勲章)の星を囲み、十字架状にそれぞれ紋章が描かれています。
ななめ四方にあるのは、バラ、アザミ、シャムロック(クローバー)の花。 UNDECIMOエッジ。
最近のコイン人気上昇の恩恵を最も受けているコインの一つでしょう。
裏面に点状のトーン、フィールドにトーンスポットがございます。
一般的な1847年製のゴシック・クラウン(8,000枚が鋳造)の6年後に鋳造された1853年製のゴシック・クラウンです。
この年のプルーフ・セットのために特別に鋳造された非常に限られた枚数のみであり、大変希少です。
その数量は不明ですが、当時のプルーフ・コインのセットは、一般人が造幣局と直接取引することは許可されていなかったため、 当時の公式代理店を通じてのみ注文可能であったようです。
1853年のセットは、特定の機会のために鋳造されたのではなく、 1851年に造幣局長に就任した天文学者、J.F.W.ハーシェル卿の虚栄心によるプロジェクトと見るのが妥当です。
ハーシェルは造幣局に着任すると、複数の部門を一掃し、 局長を中心とした中央集権的な運営を行うため、造幣局を全面的に再編成しました。
1851年から52年にかけて、1839年のプルーフ・セットの古い在庫はついにすべて売約済みとなったため、 新しい局長として、すべてのデノミネーションのプルーフ・セットを要求に応じて製造し、 公式代理店を通じて一般に販売するようになりました。
ゴシック・クラウンは、ミルド・シリーズの中でも最も素晴らしいデザインのひとつであり、 1839年のウナ、ライオン金貨5ポンドとともに、ロイヤル・アカデミー会員のウィリアム・ワイヨンによる最も切望されたデザインのひとつです。