イギリス1687年ジェームス2世クラウン銀貨PCGS MS62

 

表面:月桂冠を付けたジェームズ2世の肖像
刻印【IACOBVS・Ⅱ・DEI・GRATIA】

裏面:王冠を頂いた4つの紋章の盾と交叉する笏杖
刻印【MAG・BR・FR・FRA・ET・HIB・REX・1687】

こちらはエッジ刻印【TERTIO】と記されており、在位3年目を意味します。

 

ジェームズ2世はイングランド、スコットランド、アイルランドの王で、清教徒革命で処刑されたチャールズ1世の末っ子として知られます。

英国がグレイト・ブリテン(1707)になる前の王で、この3国にとって最後のカトリック信仰の王でした。

1685年に即位し、カトリック復興を強行しようとして議会の反発を受け、1688年の名誉革命で王位を失いフランスに亡命、ルイ14世に保護されました。

 

ジェームズ2世の在位はわずか3年のみだったため、その間に作られた金貨及び銀貨は種類も少なく貴重です。

PCGSによりMS62の評価がつけられています。