今月行われるオークションに1887年ヴィクトリア5ポンド金貨プルーフPR62CAMが出品されています。
年々価格が上昇しているコインなのですがゴシックのようには目立たない金貨のようです。
5ポンドプルーフはウナ＆ライオン、この1887年、1893年のヴェールドの3種類がヴィクトリアの治世の間に発行されましたが、それぞれ400枚、797枚、773枚しか作られませんでした。
また単独ではなく金貨銀貨をセットにしたケースで贈呈されたために流通はもちろん一般の入手もかないませんでした。
当時の議会や外国の要人にだけ配られた特別なものです。
さてオークションですが35000ポンドからのスタートで既に36000ポンドが入札されています。
手数料20％、消費税10％などを加えると、36000 x 1.2 x 172（為替）x 1.1 ＝817万円。
日本に輸入した時点で既に817万円というプライスになってしまっています。
落札価格は当然これより高くなるのは間違いありません。
ヴィクトリアの5ポンドプルーフをお持ちの方、おめでとうございます、と言ったところでしょうか。
（デザイナーのベネディット ピストラッチのBPの刻印がないので普通より希少な個体です。）
ウナ＆ライオンは既に5000万円という価格で富豪しか買えない金額です。
消去法でこの1887年1893年が残るわけですが5ポンドでは最も人気が高く垂涎のまと、まだ頑張れば入手できる、最後の時かもしれません。
3年以内には1000万円という相場がついているのは間違いないと思うところです。