ハンガリー1685年レオポルト1世12ダカット都市景観ゴールドメダル

ハンガリーがキリスト教を受け入れてヨーロッパ世界の一員となったのが
西暦1000年。以来240年ほどは中欧の強国でしたが、モンゴル帝国の侵入にあい
各地の貴族は国王から土地を与えられ、防衛のために城塞を築きました。
以後、15世紀にはマーチャーシュ1世が出て盛り返しました。
前後してオスマントルコの脅威にさらされ、オスマン帝国領ハンガリーと
ハプスブルク家領ハンガリーとに分割されていました。
オスマントルコのカラ ムスタファはオーストリアを占領すべくウイーンを包囲しますが
ウイーンの城壁は破れず、戦争の長期化などにより敗退します。
その頃のハンガリーの街が描かれたのがこのメダルです。
首都ブダの手前にはドナウ川があります。空にはレオポルト1世が二人の天使が持つ
フレームの中に描かれています。
もう片面は城塞や街を描いた10個の楕円があり、グラン、ソルノックサラヴァス
ヴェロヴィチザ、ウンガワル、ノイハウゼル、カスチャウ、トッケイなどと描かれています。
直径40mm 重さ41.75g,とても珍しい12ダカットゴールドメダルです。