ドイツ プロイセン1850年12ダカットゴールドメダルPCGS UNCディテール

 

フリードリヒ・ヴィルヘルム4世の即位10周年を記念して発行された記念メダルのご紹介です。

 

表面:フリードリヒ・ヴィルヘルム4世の右頭像。

肖像の周りにはガーランド模様が施されています。
裏面:月桂冠を手に持つ女神とプロイセンの象徴である鷹。

頭上の冠と左手の王笏は崇高なるプロイセン王位を暗示し、右手には月桂冠をかざし、勝利者=君主としての国王の絶大なる王権を祝福しています。

重量55.42g。

 

 

フリードリヒ・ヴィルヘルム4世は、1840年の即位以降、プロイセン国内で頻発していた民主化運動に対する反動勢力の中心として、支配階級による国家の近代化を進めたことで知られています。

対話によって国民に歩み寄る姿勢は多少あったものの、封建時代の君主の絶対的権威の信奉者でもあったことから、「玉座のロマン主義者」と呼ばれています。


公式のスピーチを一度も行わなかった父王フリードリヒ・ヴィルヘルム3世とは大きく異なり、4世は即位に際し完璧かつ格調高い即位演説で人々を驚嘆させ、全治世を通じて熱弁家として名を馳せます。

プロイセン王国の安泰とフリードリヒ・ヴィルヘルム4世の栄光の在位10周年を寿ぐこの平和で幸福に満たされたゴールド・メダルは、国家の威厳と国王の権威を同時に表現する歴史的遺産としての価値を併せ持つ傑作です。

プロイセン国王フリードリヒ・ウィルヘルム4世の絶対的王権と至高の地位を表現する黄金色に輝く芸術品に仕上げられています。

 

こちらはお客様より委託にてお預かりしております。

250万円でお譲りいただけるとのことです。

ぜひご検討くださいませ。

 


プロイセン王国(Prussia)とは・・・。

18世紀から19世紀にかけて存在。
現在のドイツ北部からポーランド西部まで領土を持っていた王国です。
ヴィルヘルム4世が1840年に即位すると、前王であり父でもあるヴィルヘルム3世が行っていた抑圧的政治を終了させ、またローマ・カトリック教会との対立も解消させました。

 

 

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