オーストリア1564-95年2ターラー銀貨PCGS MS61

表面:フェルディナント2世の右半身。

裏面:王冠と紋章。

重量56.84gmの大型2ターラー銀貨で、大型スラブに収納されています。

 

フェルディナント2世(1529年~1595年)はハプスブルク家のオーストリア大公。

神聖ローマ皇帝フェルディナント1世の息子であり、チロルやボヘミアの統治を行いました。

皇帝マクシミリアン2世の弟としても知られています。

父フェルディナント1世の死後、チロルの統治者となりますが、兄マクシミリアン2世の要請もあり、1567年まではプラハでボヘミア総督を務めました。

 

PCGSにより鑑定がついているのは僅か2枚。

こちらは唯一のMSがついた、MS61のトップグレード鑑定を得ています。

105万円でのお取り寄せでございます。

 

 

フェルディナント2世と妻フィリピーネ・ヴェルザー

フェルディナント2世が妻フィリピーネ・ヴェルザーのために建てたアンブラス城は、現在もオーストリアの最も美しい観光スポットとして多くの人々が訪れています。

フェルディナント2世は芸術に対する関心が高かったため、肖像画、珍品、その他の貴重な品々など、重要なコレクションが当時蒐集されました。

記録によると、大公はアンブラス城の下層部を展示スペースとして使用することを計画し、その結果、アンブラス城が世界初の博物館となったそうです。

20ヘクタールの広さを誇る城公園は、園芸の総合芸術です。人口の滝は当時も、現在も変わることなく、ここを訪れる人々を魅了しています。

 

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