オークション日：2022年11月2日〜4日 開始価格：20,000ドル 予想価格：40,000ドル〜60,000ドル ライスウェイクの平和 5ドゥカット金貨です。 表面：「EXPONATA DIV PAX COE LI EX MVNERE VENIT」と刻印されています。 オリーブの枝とカドゥケウス（ヘルメスの杖）を持った平和の女神が台座に立っています。 台座にはニュルンベルク造幣局長 のイニシャル、GFN（ゲオルク・フリードリヒ・ニュルンベルガー）が刻まれています。 その下には、ヤシの枝とエスカッションを持った2人のゲニウス（精霊）が描かれています。 裏面：ニュルンベルクを東側から眺めた都市景観です。上部にはエホバの名を掲げた放射状のテトラグラマトン。 刻字部には３行で、「MONETA REIPUB / NORIMBERGEN / SIS 1698」と書かれています。 サイズやその希少性、歴史性など、多くのカテゴリーにまたがる記念碑的な5ドゥカット金貨です。 この魅力的な「都市景観」タイプは、伝統的にはフランスと大同盟の間の9年戦争を 事実上終結させたライスウェイクの平和条約に関連しているが、 この号が制作された理由として、ウェストファリアの和約50周年を記念しているとの指摘もあります。 しかし、その真意はともかく、この作品はこのシリーズのコレクターなら誰もが待ち望んでいた、条件的にも美的にも異彩を放つものです。 どの絵柄も、周囲のフィールドに対してきれいなコントラストで浮かび上がっており、 全体の外観にセミプルーフ的なクオリティを与えています。 このような大型の金貨にはつきものの、ハンドリングによる傷痕があるため、グレードがMS62にとどまっています。 ただし全体的な視覚的魅力を妨げることはほとんどなく、この作品の入札には注目が集まることでしょう。 17.4gm 代理入札を承ります。