神聖ローマ帝国1683年レオポルト1世6ダカットメダルPCGS UNC Detail

 
神聖ローマ帝国のレオポルト1世のとてもレアなメダルが鑑定より戻ってきました。
PCGS UNC Detailのグレードでリペアと記入がありますが、どこをリペアしたのかは見た目にはわかりません。
さて、16世紀は南のオスマン帝国が最盛期を迎え、地中海を中心に領土を広げてゆきました。
ハプスブルク家の神聖ローマ帝国もオスマントルコの脅威にさらされ、ウイーンは
2度にわたって包囲されました

1度目は1529年カール5世の時、2度目は約150年後の1683年、レオポルト1世の時。
幸いにも2度ともウイーンが占領されることはありませんでした。
その解放を祝って発行されたのがこの6ダカットメダルであります。
おもて面はレオポルト1世、1683年の年号が入っています。
裏面はカール5世、1529年という年号入りです。
レア度を示すRが3つ、RRRという超レアなメダルです。
状態はすこぶる良く厚さは1mm程度ですが、人物のカメオ状態が1mmほどづつあります。
直径37.87mm 重さ20.59gの素晴らしいアンティークメダルです。
https://www.premiumgoldcoin.com/c-item-detail?ic=A000000232

2020年10月のオークションでおなじメダルが出品されています。

サイトのものより状態がはるかに悪くエッジもガタガタな状態です。
スタートは15000スイスフラン、日本ネット価格は最低でも230万円ほどになります。
オークション結果!!
なんと落札価格は36,000スイスフランでした。
日本ネット価格は
36,000 x 1.2 x 118 x 1.1 =560万円