日本1870年 明治3年 旧20円金貨 PCGS MS64+


加納夏雄の卓越した彫金がえも言われぬ素晴らしさを見せてくれている、旧20円金貨です。
PCGSではこの上に2枚のMS65があるのみ、準最高鑑定のものです。
彼の彫った龍は本家イギリスの技師を驚かせ、日本が持つ素晴らしい技術に対しての認識も高めたと思います。
裏面は江戸幕府を震え上がらせた錦の御旗。
江戸から明治への激動の転換、葵から菊への転換を如実に表しています。
大阪の造幣局にはこの1892年銘の20円金貨があります。
カタログには1892年銘は枚数が載っていません。造幣局の但し書きは1893年のシカゴ万博のために製造したとあります。
さてこのMS64+の20円、オークションに出ていますが落札予想は70,000ドルであります。