日本1870年明治3年旧20円金貨MS64+


昨日の造幣博物館にも展示してありましたが、明治3年銘の20円金貨がオークションに出ています。
加納夏雄が彫金したこの金貨はイギリスの技師たちも驚かせ、日本で通貨を鋳造することができた要因となったものです。
造幣博物館のものは1982年明治29年のもの3種類ですが、こちらは明治3年のもの。
造幣局は1871年明治4年の創業となっていますので、この明治3年銘は創業以前のものですが、おそらく4年に作られたと思います。
オークションハウスの何軒かは写真だけ出しておいて、あとでNGCの鑑定を添えるというようになって来ていまして、当初はこの20円も25,000ドルのスタートが付いていました。
しかし、鑑定がMS64+と付いたので倍の5万ドルスタートとなってしまいました。
まあ、MS64+は素晴らしいグレードなのでむべなるかな、という気もします。