オーストリア1699年レオポルト1世ターラー銀貨NGC AU58を委託でお預かりしました。
326年前の神聖ローマ帝国のレオポルト1世の肖像が描かれています。
私個人的には歴代の王様の中で最も好きな人です。
神聖ローマ帝国は王家の身内同士での結婚が多かったため、様々な体の特徴が発生しました。
ホグマウス/Hog Mouth/豚の口、と呼ばれる下顎が上顎より異常にに出っ張っているのも近親相姦の結婚における身体的特徴の一つです。
またイギリスではヴィクトリア女王なども身内通しに近い結婚を繰り返したため、敗血症などの欠陥があります。
王家は他からの血を入れたくない一心でこういうことを繰り返しますが、思わぬ弊害が出てきてしまいます。
声が裏返るなどというのもそうかもしれません。
さてターラー銀貨は状態の良いものは流石に少なくこのAU58でさえ上位63.62.61の合計5枚に続く希少な、貴重な銀貨です。
お値段は258,000円でお譲りされるとのことです。
銀価格が宇宙ロケット状態にあって、このコインもアンティークコインの範疇を飛び出して、地金コインとしてもオーバーするかもしれません。
1オンス18,000ドルになれば銀貨は285万ほどの価値の可能性もあります。
（18000ドルの根拠は銀の紙契約書359枚に対して現物の銀が1枚しか存在しないことです。
契約書を銀に変えうる人は1人だけですので。359枚x52ドル ＝18668ドル＝285万円）

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