古代ギリシャ マケドニア王国 紀元前336-323年 アレクサンダー3世 ダイスターテル金貨 オークション 紹介


古代ギリシャ マケドニア王国 紀元前336-323年 アレクサンダー3世 ダイスターテル金貨 オークション 紹介
オークション日:2023年5月27日
開始価格:25,000スイスフラン
落札価格:46,000スイスフラン(手数料含まず)
ダイスターテルはスターテルの2倍の重さの金貨で、ギリシャで最大の金貨になります。
アンティパトロス朝時代、古代ギリシャの都市であるアンフィポリスで、325-323/2年頃鋳造されています。
表面:右向きアテナの頭部、巻き蛇で飾られたコリント式兜を被っています。
裏面:「AΛEΞANΔPOY」 こちらに向かって立つのは勝利の女神であるニケ。
頭を左に向け、翼を広げ、右手に月桂冠、左手にスタイリス(笏)を持っています。
左には雷鳴マーク。 広いフランによく打たれ、この銘柄としては珍しく保存状態が良い作品です。
アレキサンダーの大変希少なダイスターテルです。 「アレキサンダーの大きなスターテル」と呼ばれ、テトラドラクマ10枚(またはドラクマ40枚)の価値を持っていました。
マケドニアの総督であったアンティパトロスが、なぜこれを発行したのかはわかりませんが、 より一般的な金のスターテルや、どこにでもある銀のテトラドラクマやドラクマが主流だった帝国において、 大きくて印象深い、この金のダイスターテルは、特筆すべき例外的なコインでした。
おそらく、紀元前325/4年にアレキサンダーがバクトリア(現在のアフガニスタン北部)とインドの作戦から帰還した後、 マケドニアの家族のもとに戻った将校たちに贈られたものと考えられています。 21mm、17.19g、9h