ザルツブルク1711年都市景観メダル フィリップ ハインリヒ ミューラー

ヨーロッパの地名で〜Burg(ブルク)とつくものがたくさんあります。
ハンブルクやアウグスブルクなどですが、砦という意味で、かつて戦いの前線や基地が
あったところにこういう名前がついています。
 ザルツブルクは現在オーストリアでブルクは砦、ザルツは塩という意味があり、
アルプスの岩塩で大きな利益を得ていました。
その岩塩を街中央を流れるザルツァッハ川でヨーロッパ各地へ運んでいました。
胴元はローマ教皇から2番目に偉い?ザルツブルク大司教。
川で運ぶ通行税を取っていてこれが教皇の財布を富ませていました。
 今回の旅もザルツブルクを通りましたが。寄ることはできませんでした。
モーツアルトが生まれ育ったところ、映画サウンド オブ ミュージックの舞台でもあります。
そのザルツブルクの都市景観を描いた大型のメダルです。
写真に収めたのは10ダカット以上と思われるものばかりですので、これも直径40mm以上は
あったと記憶しています。
 このデザインはメダルの意匠家、フィリップ ハインリヒ ミューラーが手がけたもの。
1700年頃の素晴らしいザルツブルクが描かれています。