売約済 イギリス1831年ウイリアム 4世戴冠銀メダルPCGS SP63
ウィリアム4世の戴冠を記念して発行された公式メダルのご紹介です。
1831年9月8日にウェストミンスター寺院で執り行われたウィリアム4世の戴冠式を記念して発行された銀メダルです。
表面:ウィリアム4世の右頭像。
裏面:アデレード王妃の右頭像。
重量21gm、発行は1900枚。
ウィリアム・ワイオン氏によりデザインされました。
ウィリアムは英国王ジョージ3世(1738~1820年)の三男でした。
継承順で上位とはいえ、三男では王位が回ってくる確率はかなり低く、そのためか13歳から海軍に入っています。
特別扱いを嫌がったウィリアムは王子と知られないように遠い親戚の名前を名乗り、他の訓練生と同じ厳しい訓練を受けても決して弱音を吐くことはありませんでした。
そんなウィリアムが即位したのは、65歳の時でした
国王になってからも身軽に市中を歩き回っては市民と談笑していたそうで、国民からは親しみを込めて「セーラー・キング」と呼ばれていました。
即位時点ですでに高齢でしたので、ウィリアム4世の治世はたったの7年しかありません。
ウィリアム4世の短い7年の治世の中で一番大きな業績は、姪であるヴィクトリアが成人し、直接王位を継げるようになるまで命を永らえさせたことでしょう。
ヴィクトリアの母親が好き勝手に権力を行使していたのを心配したウィリアムは70歳の誕生日スピーチで「ヴィクトリアが成人するまで余の寿命が保たれることを念じている」と言い、言葉通りヴィクトリアが成人したわずか1カ月後に他界しています。
そう考えるとウィリアム4世は「大英帝国の祖父」とも呼ぶべき人かもしれません。
54万円でのお取り寄せでございます。
売約済。ありがとうございました。