イギリス1689年ウイリアム&メアリ 戴冠銀メダル NGC MS63
表面:ウィリアム3世とメアリー2世の肖像。
裏面:裏面はウィリアム3世が使用していたチャリオット(戦闘用の馬車)が描写されています。
John Roettier氏によりデザインされました。
直径34mm、重量17.9g。
発行は1200枚とされていますが、鑑定数は大変少なく非常に高い評価が付けられています。
裏面のデザインは、ギリシャ神話に出てくる太陽神ヘリオスの息子であるパエトンが、炎の馬車の操縦を誤り大災害を起こしたことでゼウスの怒りを買い、雷を落とされる場面が描かれています。
ウィリアム3世と妻メアリー2世は、イギリス史上で唯一、平等権力が認められ、 イングランド・スコットランド・アイルランドでの共同統治を行いました。
NGCによりMS63の評価が付けられています。
72万円でのお取り寄せでございます。
ジョン・イーヴリンはこのメダルに感銘を受けなかった。
「王と王妃の像が互いに傾いており、一方では逆向きのジュピターがフェートンに稲妻を投げつけている。彫刻も非常に平凡である」。
ジョン・イーヴリンの日記1689年4月11日
Wikipediaより・・・イーヴリンの日記または回想録は、同時代のサミュエル・ピープスの日記と共に、その時代の芸術、文化、政治に光を投げかける資料として貴重なものと言われています。
彼は、チャールズ1世やオリバー・クロムウェルの死、ペストの大流行、ロンドン大火などを体験している。
長年、ピープスの日記ばかりが注目され、イーヴリンの日記は陰の存在でした。