イギリス1658年オリバークロムウェル 5ダカットメダルNGC MS62です。
王は神やローマ教皇以外の何者にも拘束されることはなく、人民は刃向かうことが
できないとする、王権神授説に凝り固まったイングランド王チャールズ1世の時に
富める者と貧しい者、王室と議会、カトリックとプロテスタントなど様々な要因が
対立を引き起こしイギリスは内戦の様相が濃くなってきました。
チャールズ1世は処刑され共和政のイングランド共和国ができました。
オリバークロムウェルはその間の戦争の勝利者として護国卿になりました。
このメダルはクロムウェルのなくなった1958年に出されています。
状態は輝く鏡のようなフィールドとリムのギザギザの深さが素晴らしく
プルーフストライクの趣があるようです。
ただ、プルーフはこれより100年後にしかできなかったとする説もあって
議論の余地がありそうです。
というものの360年前の美しいメダルには間違いありません。