ブラジル1727年20000レイス金貨NGC MS64最高鑑定
ブラジルの大型金貨としてとても有名で国内、海外で非常に人気がある金貨です。
表面:ポルトガルの紋章と額面を示す20000、それに銘文。
裏面:十字架の中に4つの大きなMが配置。
重量53.78g、直径38mm。
ミントマークは「M」でミナスジェライスを表します。
イギリスの5ポンドが約40g、大型金貨として人気のペルー100ソル金貨が約46gですので、こちらの約53gは金貨としてはかなりの重量級大型コインですので、人気の理由がうかがえます。
裏面の4つの「M」はブラジルきっての金鉱山である、ミナスジェイラス鉱山から産出された金をふんだんに使い作った贅沢な金貨の印です。
ブラジルは1500年にポルトガルの植民地になり、1698年に金が発見されると、ブラジル各地やポルトガルから採掘者が集まり、「ゴールドラッシュ」が始まりました。
18世紀のブラジルの金は世界の産出量の過半数を占め、純金製の高価がブラジル、ポルトガル、ヨーロッパ、南北アメリカにも広がっていきます。
そんなゴールドラッシュ時代を象徴する20000レイス金貨です。
1724年から1727年3月27日までの、僅か3年あまりの発行で終わってしまったため、非常に短い発行期間も希少金貨の理由です。
NGCによると1727年銘は56枚のみ鑑定済で、こちらのMS64はトップグレードにあたります。
438万円でのお取り寄せでございます。