ドイツ 1840年 ブランデンブルク プロイセンゴールドメダル

ドイツ 1840年 ブランデンブルク プロイセンゴールドメダルです。

パッと見には天使が飛んでいるように見えますが、実はもう少し恐ろしい絵で

初老の男性が手には大鎌を持ち、頭上には砂時計を乗せ何かを追いかけて

殺そうとしている場面であります。

しかも殺そうとしているのは全て生まれて来た我が子。

クロノスは子供に権力を奪われるという予言に基づいて、次々に生まれてくる

子供たちを飲み込んでしまいました。父親さえこのアダマスでできた大鎌で

性器を切り取って追放してしまったのです。

ただ最後は末子ゼウスにやられてしまいます、とこう書けば最悪の人物(神)ですが

地上を統べる神であるという言い伝えもあるようで、収穫祭で祀られた神です。

そのことをモチーフにしたメダルです。直径36mm 重さ16.50g