オーストリア 1628年 フェルディナント2世 5デュカット金貨 MS61 NGC オークション
オークション日：2021年3月25日〜27日
開始価格：10,000ドル （予想価格：20,000〜30,000ドル）

神聖ローマ帝国の皇帝フェルディナント2世の5ダカット金貨です。
非常に魅力的な逸品であり、このような保存状態ではめったにお目にかかることはできません。
コレクターの間ではこのモデルの人気は衰えることがありませんが、このモデルは現在2点しか認定されていません。
このグレードに相当する軽い痕跡はございますが、圧倒的な魅力を保っています。
よく見てみても、フィールドにはほとんど大きな傷は見られず、濃厚な光沢が作品全体に新鮮さを与えています。
裏面のAVSのVとSの間に小さなプランシェット（地金）のキズがありますが、これはテストカットではなく、見た目にはほとんど重要ではありません。
興味深いことに、世界コイン標準カタログでは、このコインはウィーンのものとされていますが、刻印の最後には、明らかにDux Silesiaeの略語であるDVSが記されています。
これは彼のクラウンミントのコインでは省略された称号であり、通常は刻印の最後はBO REX（Borussiae Rex、「プロイセン王」の意味）となっています。
なお、ケーラーは『Vollständiges Ducaten-Cabinet』の中で、この作品のように王位と王位の間にタイトルを配置するのは特殊であると指摘しています。
参考までに、2020年1月のNYINCのセールでは、同じグレードの類似品が50,400ドルで落札されています。
ブレスラウ造幣局、KM660（ウィーン造幣局記載）、Fr-153、Horsky-Unl. 17.22gm。
鉱山長はヨハン・ツィースラー。

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