売約済 イギリス1831年ウイリアム4世クラウン銀貨 PR63
海外最大手ディーラーより超ド級のコインの案内がまいりました。
私どもに真っ先に知らせてくれて、その後他に情報を回すということです。
ウィリアム・ワイオンの傑作、ヴィクトリア女王プルーフと並び、高い人気を誇るウィリアム4世プルーフ銀貨のご紹介でございます。
重量: 28.28g、直径: 38.6mm
発行枚数はプルーフ貨(贈呈用)のみでわずか100枚の稀少銀貨でございます。
表面: ウィリアム4世の右頭像。
刻印【GULIELMUS IIII D: G: BRITANNIAR: REX F:D:】
裏面: マントの中にイギリス王国の紋章が刻まれています。刻印【ANNO 1831】
ウィリアムは英国王ジョージ3世(1738~1820年)の三男でした。
継承順で上位とはいえ、三男では王位が回ってくる確率はかなり低く、そのためか13歳から海軍に入っています。
特別扱いを嫌がったウィリアムは王子と知られないように遠い親戚の名前を名乗り、他の訓練生と同じ厳しい訓練を受けても決して弱音を吐くことはありませんでした。
そんなウィリアムが即位したのは、65歳の時でした
国王になってからも身軽に市中を歩き回っては市民と談笑していたそうで、国民からは親しみを込めて「セーラー・キング」と呼ばれていました。
即位時点ですでに高齢でしたので、ウィリアム4世の治世はたったの7年しかありません。
ウィリアム4世の短い7年の治世の中で一番大きな業績は、姪であるヴィクトリアが成人し、直接王位を継げるようになるまで命を永らえさせたことでしょう。
ヴィクトリアの母親が好き勝手に権力を行使していたのを心配したウィリアムは70歳の誕生日スピーチで「ヴィクトリアが成人するまで余の寿命が保たれることを念じている」と言い、言葉通りヴィクトリアが成人したわずか1カ月後に他界しています。
そう考えるとウィリアム4世は「大英帝国の祖父」とも呼ぶべき人かもしれません。
発行枚数の少なさ、英国での人気ぶりからなかなか市場に出回りにくい1枚です。
548万円でのお取り寄せでございます。
この機会にぜひご検討くださいませ。
売約済。ありがとうございました。