1826年イギリスジョージ4世2ポンドPF64UCAM
ジョージ4世の金貨は発行枚数が少ないことで有名な金貨です。
5ポンドは150枚、それ以外(2ポンド、1ソブリン、1/2ソブリン)は450枚と圧倒的に発行枚数の少ないジョージ4世のプルーフ金貨です。
重量約15.98g、直径約28.4mm。
1826年の単年度のみ450枚の発行です。
表面:ジョージ4 世の横顔(ベアヘッドタイプ)
刻印【GEORGIUS IV DEI GRATIA(神の庇護を受けしジョージ 4 世)1826】
裏面:英国の紋章(すなわち王の紋章)である盾に、王のみに着用が許された金色のマントがかけられた図柄。
マントの布質、重厚感が伝わってきそうな鮮明なデザインです。
刻印【BRITANNIARUM REX FID:DEF:(ブリタニア全土の王 信仰の擁護者)】
デザイナーはWilliam Wyon氏とJohann B.Merlen氏です。
NGCによりPF64UCAMという素晴らしいグレードをつけられており、上にはPF66UCAMが1枚、PF65UCAMが5枚あるのみでございます。
【CAMEOとは】
製造初期段階でのコインのことを表し、その中でもULTRA CAMEOは最初に製造された(1度に20枚ごとに製造していたとされる)もので、通常のプルーフ貨より一層鏡状の輝きを放っています。
5ポンドほどの価格上昇の伸びはしておりませんが、長期的目線でみると裏面の紋章がお好きで、5ポンドには手が届かないけれども2ポンドであれば、、というお客様にはぜひお勧めしたい1枚でございます。
様々な2ポンドプルーフ金貨の中でも、紋章がお好きな方が多いのでしょうか、ジョージ4世のコインはお問い合わせが多いコインでございます。
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