フランス1867年パリ万博ゴールドメダルPCGSSP65・ブロンズメダルPCGSSP64 2枚セット
1867年のパリ万博の開催を記念して発行されたメダルです。
パリで開催された国際博覧会は1855年に次ぎ2回目の開催となりました。
また、この万博はナポレオン3世によるロンドン万博への挑戦として人々の注目を集めていたそうです。
1867年のパリ万博は日本が初めて参加した国際博覧会であり、当時の江戸幕府、薩摩藩、佐賀藩がそれぞれ出展しました。
この1867年のパリ万博では、バカラや銀食器メーカーのクリストフル社がグランプリを受賞。
それをきっかけにナポレオン3世はクリストフル社に1200人分の銀食器を注文。
バカラはその後、王室の御用達となって愛用され、そのブランド力を高めました。
またルイ・ヴィトンはこのパリ万博で銅賞を受賞し、その後の1889年のパリ万博で現在でも用いられるダミエライン(市松模様)と呼ばれるデザインで金賞を受賞し、一躍各国の王族からトランクの受注を受けるようになり、その名を広めました。
表面:左向きの有冠タイプ ナポレオン3世
表面刻印NAPOLEON III EMPEREUR
下部にはデザイナーの名前H PONSCARME Fと彫られています。
ゴールドメダル、ブロンズメダル共に共通のデザインです。
【ゴールドメダル】
直径36.5mm、重量28.54gm
裏面:天使が手に博覧会の地図を広げ、地球の上を飛翔する絵。
天使の上に星があり、美しいデザインです。
刻印【EXPOSITION. UNIVERSELLE. DE. 1867. A. PARIS. COMMISSION. IMPERIALE】
【ブロンズメダル】
直径67.5mm、重量161.8gm
裏面:2人の智天使ケルビムが「銅賞」と記された賞状をもって受賞者を称えています。
刻印【EXPOSITION. UNIVERSELLE. DE.MDCCCLXVⅡ.A.PARIS】
PCGSにより、ゴールドメダルはSP65、ブロンズメダルはSP64の鑑定済。
こちらはそれぞれ1枚のみしか鑑定されていない歴史的にも貴重なメダルです。
2枚セットでのご案内となります。