イギリス1937年ジョージ6世戴冠メダルNGC PR63UCAM
2010年のイギリス映画【英国王のスピーチ】はジョージ6世が吃音症を克服する様子が描かれた映画です。
この映画がきっかけで彼のことを知った方も多いのではないでしょうか。
今回ご紹介のコインは、そのジョージ6世の戴冠記念メダルです。
発行は1937年で表にはジョージ6世、裏には妻エリザベス妃の肖像が、どちらも戴冠式時の衣装で描かれています。
ジョージ6世王妃エリザベスは夫であるジョージ6世を公私にわたって支え続け、その温和な立ち振る舞いから「微笑みの公爵夫人」と呼ばれ、国民から絶大な人気を誇りました。
結婚後のエリザベスは夫のジョージが吃音症を治すための治療にも協力したり、外交のため各国を訪問するなど活躍の場を広げていきます。
しかし幼い頃から病弱だったジョージは56歳という若さで冠動脈血栓症により死去。
夫を亡くしてからも、エリザベスは王位を継いだ娘、エリザベス2世を助けるなど、王太后として王室運営を支えてきました。
実はこのエリザベス王太后は、故ダイアナ妃についで人気の王妃だと言われています。
吃音症や内気といったイメージのジョージ6世ですが、実はかなりの美男子で銀幕のスターを彷彿とさせる整った容貌の持ち主です。
そのためアンティークコイン界では女性収集家からの人気が高い傾向にあるようです。
現英国女王エリザベス2世の美男美女のご両親のお姿が揃った貴重なコインです。
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