お手持ちのコインと鑑定会社のコインの写真のズレについて


先日オークションにかけられていたイギリス1999年のダイアナ5ポンド金貨ですが、ラトラー、Rattlerと呼ばれるズレを見つけました。
写真左がPCGSの写真、右がオークションに出品されていた写真です。
ダイアナの顔が回転しているのが見て取れると思います。
PCGSのラベルは番号が同じですので鑑定後にコインが回転していることになります。
これはラトラーという愛称で呼ばれていて、よくあることのようです。
特にコインのエッジ(外側の淵)が、ツルツルしたプレーンのものやギザギザのものに多く見受けられ、初期のPCGSのスラブでは頻繁に発生していたようです。NGCでも時折見受けられます。
それゆえかPCGSでは最近はスラブの状態では写真を載せなくなっています。
ニセモノの類ではありませんので不安を抱かれることはありません。
ご自分のコインも時間つぶしに確認して見るのもいいかもしれませんね。