トランシルバニア1696年レオポルト1世10ダカット金貨NGC MS63


中世の10ダカットの素晴らしいコンディションのものがオークションに出ています。
1696年レオポルト1世10ダカット金貨NGC MS63です。
今から320年ほど前の大型金貨がMS63のレベルで残されてきたことに驚くばかりです。
コインの博物館などに行っても、これほどの状態のものは皆無に近いと思います。
ハプスブルク家の神聖ローマ皇帝であるレオポルト1世。
血縁同士の婚姻による特徴、下顎が出っ張っているのが彼のみならずルドルフ2世などハプスブルク家の特徴であります。
この肖像からもみて取れるように下唇が突き出していて如実に表しています。
それを揶揄しているわけではなくて個人的にはとても好きな表情であります。
さてこの10ダカット、22万スイスフランの見積もりが出ていまして、オークションスタートは16万スイスフランからとなっています。
世界のどなたかが落札されるのは間違いないところですね。