ブラジル1727年10,000レイス NGC MS63


南米の大型金貨は20,000レイスがありますが、こちらはその半分の額面の10,000レイス金貨。
1727年という時は、スペイン、ポルトガルが海外植民地を求めて競っていた時代です。
スペイン、ポルトガルは隣の国同士でスペインはブルボン朝のフェリペ5世、ポルトガルはジョアン5世の頃です。
両国は遥か彼方にある黄金の国ジャパンを目指してその200年以上前からしのぎを削っていました。
この時スペインは東回り、ポルトガルは西回りの航路を採ったためにフィリッピンやチリなどがその勢力下に、ブラジルは西回りのポルトガルの勢力下におかれました。
フィリピンがフェリペ国王の名前からきています。
さて、ポルトガルでは1693年に金が発見されました。ミナスジェライス州で金のほかダイヤモンドも発見されこのコインにはミナスジェライスの名前の頭文字、Mが十字架の間に配置されています。
この個体はNGC MS63というグレードが与えられていて、1727年銘では準最高鑑定です。
98万円まででお取り寄せができます。