イラン戦争中に弱気相場に転落してもゴールド(金)を手放すべきではない理由

スイスの投資銀行UBSの見通し https://news.yahoo.co.jp/articles/1abf7dec8c7b93e37b7e933b36bd080913aa8612
ゴールド(金)の価格はイラン情勢が緊迫化して以降、伸び悩んでおり、2025年の歴史的な上昇の流れが途切れている。
UBSは価格が下落している局面でも、資産全体のリスクに備える手段としてゴールドを保有し続けるべきだと主張している。
同行のアナリストは、足元の不安定な値動きは長くは続かないと予想している。
スイスの投資銀行UBSは、ゴールド(金)が弱気相場に突入するのではないかと懸念する投資家に対し、今はゴールドを手放すべきではないというメッセージを送っている。
同行のグローバル・ウェルス・マネジメント部門は、2026年3月23日に発表したレポートで、ゴールド(金)に対する強気の見方を改めて強調した。
アナリストのウェイン・ゴードン(Wayne Gordon)とそのチームは、最近は価格が下落しているが、市場の下落に備える資産としてゴールドを保有し続けるべきだと述べている。
UBSが今後も金を手放すべきではないとしているのは、不思議に思えるかもしれない。
通常であれば、戦時には安全資産としてゴールドに資金が集まると考えられているが、今回はイランをめぐる軍事衝突の最中にもかかわらず、価格が大きく下落しているからだ。
2026年2月末にこの戦争が始まって以降、ゴールドの価格は伸び悩んでおり、2026年1月のピークから20%以上下落している。
2025年には過去最高値を更新する上昇を見せていたが、その勢いは失われてしまった。
しかし、イラン情勢の行方が依然として不透明な中でも、UBSのゴードンのチームは不安視していない。
「今回の状況を、アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)の政策の大きな転換でゴールド価格の流れが変わった時のような決定的な転機とは見ていない。
状況には明確な違いがあり、我々の今後のマクロ経済の見通しを踏まえれば、ゴールドを支える力が強まると見ている」とゴードンは述べている。
そのうえでゴードンは、ゴールドを資産全体のリスクに備える有効な手段とする見方は変わっていないと付け加え、その価格はまもなく再び上昇に転じると予測している。
ゴールドの最近の下落にはいくつかの理由がある。
ゴールドはインフレに備える資産として評価されてきたが、実際にはインフレと常に連動して動くわけではない。
また、これまでゴールド価格を押し上げてきた利下げへの期待や、値上がりを狙った投資の勢いも弱まっている。
ただしゴードンからすると、過去の動きを考えれば、ゴールドの先行きに対する悲観的な見方は時期尚早なものである可能性が高いという。
「多くの投資家にとって、地政学的な緊張が高まっているにもかかわらずゴールドの価格が思うように上がらず、値動きも不安定であることは予想に反しているように見えるかもしれない」とゴードンは言う。
「しかし、歴史を振り返れば、特に紛争の初期段階ではゴールドが必ずしも上昇するとは限らない」 ということを言っています。
ゴールドも然りシルバーも同じでしょう。
金は公表された以上に現物があると思われており、現金紙幣の代替になり得ます。
銀はそれ以上に産業に不可欠でしかも在庫が枯渇、安く抑えられたせいでマイナー(採掘者)がやる気がないのもあり、価格上昇しても一気に追いつく生産には数年かかります。
今は70ドルほどですが数百ドルの声がかなり聞こえてきました。
金も銀も今がバーゲンセールのタイミングです。
